先週まで汗かいてた気がしますが、突然めっきり寒くなりました。四季ではなくて二季に天候がシフトしていると感じる今日この頃です。
引き続き「プレーン」ってつまり何なのよという考察です。まずその1では
主に「オンプレーン」とはどういう状態かを考察しました。次にその2では
プレーンという概念の欠点と、どうすれば「プレーン」がもっと使いやすくなるかを掘り下げてみています。野球のバッティングのような感覚で打てたら便利そうだけど実際にやるとスーパースライスします。
で、突然ですが、以下のように美しい(限りなくスクエアな)グリップを作って悦に入っているとしましょう。例によって画像は「The 7Laws Of Golf Swing」からです。
そこに突如! こんなクリーチャーが襲ってきました!!
画像は
https://www.jp.playstation.com/blog/detail/5094/20170608-bhrevue.html
からお借りしました。こんな作図のためにCLIP STUDIO買った訳ではないです。
コイツと戦うしかないとすると、たぶん
こーなると思うのですね。なぜかというと
・スイングとヘッドの重心が同一プレーン上になる。
・コックとスイングが同一プレーン上になる。
・手首や上腕三頭筋だけでなく広背筋その他体幹の筋肉が使える。
などの利点から、理にかなった攻撃方法と言えると思います。
そしてもし横振りで戦うのであれば
こーなるでしょうな。
何が言いたいかといいますと、このような局面では必ずクラブのヒールを使って攻撃することになるということです。この道具の形状から振りやすさを考えれば上記のような使い方が自然なはずで、どう考えてもフェース面で打撃をしようとは考えないと思うのです。上の理にかなってる理由が全部使えなくなって相当複雑な動きになりますので。
で、上の図を見れば分かるとおり、人体にとって一番理にかなった使い方をすると、つまりバッティングのような打ち方をしようとすると、
クラブフェースは真上(ロフトのぶんちょっと左向いてますけど)を向いてしまうということになります。でこれをゴルフっぽく前傾させると
こーなって真右に飛んでしまうので「じゃあそもそもクラブフェースを左に90°ひん曲げて持っておけばいいじゃん!」という発想が生まれます。それを頑張って練習すると
www.youtube.comこーなる!
そう、みんな大好き(?)モー・ノーマンです。
この動画を見るとモー・ノーマンは野球で高めのボールを打つように最後までリリース(とはセカンダリーレバーアッセンブリーをリリースすることですが、要はこの打ち方はセカンダリーレバーアッセンブリーを作動させない打ち方になります)をしないでアップライトに打っていることがわかります。野球的には一番飛距離の出る打ち方なので、この打法は従来言われている「正確性は増すがパワーはロスする」という考え方は再考の余地がありそうです。
モー・ノーマンについて深堀するとそれはそれでかなりの記事数になるので一端スルーしますが、ここで注目したいのは
この最もパワーを生み出せるアライメントを維持しようとすると、スクエアグリップならばヒール側を振り出すようなスイングになり、それをストロークのなるべく後半まで維持しようとすると、インパクトでフェースがスクエアに戻らないという問題が発生すると言うことです。
でも、この姿勢をとにかく作りたいとするならば、ノーマルなグリップではどこにこの姿勢が出現するのかということです。そしてその時「本能的シャフトプレーン」はどんなアライメントになるのかということです。
ローリー・マキロイ
ブルックス・ケプカ
リッキー・ファウラー
今回の仮説の核心部ですが、要するに
「みんな下に向かってバッティングしてないか?」
ということです。つまり、上の図で言うところの青い矢印と、下のパワプロの黄色い矢印は同じということです。
ゴルフはオープンスタンスの野球を地面方向にバッティングしていくスポーツだということです。
松山英樹くんのフォローです。「首のこってるなぁ」と思いますが、それはボールの飛んでいく方向を知っているからで
ここでインパクトして矢印方向に打っていってるとすると
力強く矢印方向に振り抜いていけばこういうフォローになるはずです。この写真は最初の写真に矢印付けただけです。
作図のし過ぎで疲れたのでまだ続きます。