なにかと忙殺されておりました11月の下旬から12月初旬までに、来年度の女子ツアーの出場優先権を決めるQT(クオリファイング・トーナメント)が行われておりました。

我らが(?)森美穂選手は、残念ながらファーストステージA地区86位でファイナルQTには進めませんでした。


(C)ALVA JAVAティーの広告ではない。

今年のドライバーの調子からするとしょうがないかなという順位なのですが、ドライバーさえ復調してフェアウェイ220yくらいのところに置ければ全然戦えると思うのです。バンカーとかどんどん上手くなってますし。オフにギアも含めてしっかり調整を行って来年に備えて欲しいものです。

すでにこれまでのプロテスト関連の記事で紹介したように、今年のQTはファーストとファイナルの二回で終わりですので、各地区のファーストからファイナルに進んだ選手96名は、カウントバック方式でQT順位が確認出来ます。

ちなみに来年のレギュラーツアーでQT何位までの選手が出場出来るのかは、各大会の総出場選手の数、主催者推薦(アマチュア含む)、招待選手や永久シード選手の参加状況などによって変わりますが、だいたいQT35位くらいに入っておけばほぼ前半戦の出場権が確保できているものと思われます。で、その35位までのリストに、今年のプロテスト通過者を赤枠で囲った図が以下です。

35人中11人が今年のプロテスト通過者でした。ファイナルに残った96名のなかで言えば、さらに8名が進出していますが、ファイナルに進出した時点で悪くともステップアップツアーは全て参戦出来ます。このQT36位から96位の選手は、ステップで賞金を積み上げてステップ賞金ランキングで上位に入る、あるいはステップ優勝で来年のファイナルQT出場権を確保しておくことを視野に入れつつ、ウェイティングやマンデー予選含む推薦などをレギュラーツアーでうまく使いながら、リランキングまでにレギュラー賞金を加算して後半の出場権を得ることを目標にすることになります。

まぁクチで言うのは簡単なんですが、実際には相当練った参加スケジュールの策定が必要になると思います。移動の距離や費用、体調面なども考慮に入れながらですので、経済的にもなかなか苦しい選択の連続ではないかと思います。

で問題はファイナルに出場出来なかった選手のQT順位はどうなるんだということです。例年ですとQT140位くらいまでの選手はステップにはほぼほぼ出場出来ています。で、ファーストQTで敗退した選手のQT順位はどうなるのかを調べてみました。

ファーストQT敗退選手のQT順位について

ファーストQTは各地区の参加人数が異なりますので、ファイナル進出者の序列を付けるためには以下のような計算が行われていたようです。

(1) まずカウントバック方式でその地区ごとの順位を決める。

(2) 地区順位÷地区の総参加人数(小数点第三位四捨五入)でインデックスをつける。

(3) インデックスが小数点第二位まで同一の場合、参加人数の多かった順、つまりB地区(97人)>A地区(95人)>C地区(71人)の順番で上位を決定する。

つまり各地区順位によるインデックスに、B地区(補正ゼロ)、A地区(補正+0.001)、C地区(補正+0.002)で補正してソートしたのが以下です。

やってみてわかったのは、各地区0.23までの選手がファイナルQTの出場権を得たと言うことですね。で、来年度のステップアップツアーに出られそうなQT順位140位が各地区の成績でどのあたりに来るかと言うと、

こんな感じになりましたので、各ファーストステージ会場で、A地区37位、B地区39位、C地区28位くらいまでに入っていれば来年のステップはほぼ参戦出来そうだということになります。

ちなみにこの表で森美穂さん(A地区:86位)がどのあたりのQT順位になるかを見てみると、274位という結果でした。頑張って推薦出場のチャンスを逃さないようにしましょう!あとなるべく関東で開催される試合に出てね!

もちろん年明けにはLPGAから正式な順位が発表されるものと思います。今回の計算はあくまで概算ですので、「オレのお気に入りの選手がステップ出れてねーじゃねーか、なんてズサンな計算なんだ、○ね!」とかくれぐれもそういうのはナシでお願いいたします。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事