さていよいよ最後のゾーン、「両手」の領域じゃ
このゾーンに含まれるコンポーネントは以下じゃ
ゾーン3 両手:
#5プレーンライン
#6プレーンアングル - 基本
#7プレーンアングル - バリエーション
#23パワーパッケージデリバリーパス
#24パワーパッケージリリース
このゾーンではボールコントロールにおける様々なバリエーションが全て含まれておる。
事前に決めたショットの内容を実行の際にこのゾーン、つまり両手の領域で無理くり変更させることは大抵の場合「ステアリング(3-F-7-A)」というミスを発生させるからの。
ステアリングというのは、要するに手先でクラブを操作しようとしてフラットレフトリストが崩れてしまうようなことを言うのじゃ
こねるってやつだねー
このゾーンでは微妙なタッチを司っておるからの、いわゆる「巧さ」が発揮されるのはこのゾーンによってじゃ。しかし多くの場合、この巧さというものは、ボールの操作の習熟に長けておるというよりは、インパクトフィックス、つまりどういうインパクトをするか、ライの状況や成功確率の判断も含めてこう言うボールを打とうという判断と、筋肉の稼働(2-M-3)によるところが大きいのじゃ
上手な人はあんまりバクチみたいなショットしないしねー
よってもし、普段のストロークと異なるストーロークが必要と感じた時は、そういうことはしないことじゃ。普段のストロークのままでボールへの位置や、ターゲットにむけてのスタンスの取り方などで調整することを試みるべきじゃ
ボールの基本的な動きというのは、ゾーン2までに決まっておるはずのものじゃ。それをこのゾーンでむやみに変更しないよう注意することじゃ。この技巧の部分というのはあくまで最後の仕上げのようなものじゃからの。土台がまずいケーキの上にいくら精巧なデコレーションをしたところでまずいものはまずいからの
とはいえゾーン1とゾーン2で作った、基本的なストローク、つまり土台がおかしい場合はこのゾーン3でどうにかごまかす必要があるのも事実じゃが
このゾーンのコンポーネントの練習にあたっては、相応の技術が身についたと思えるまでは、あるいは信頼できるコーチにそのように認められるまでは、ボールを使わずに練習することじゃ。そして練習にあたっては、その個人の基本的な全体のストローク(Total Motion)を完成させることに集中するのじゃ
結局は「3つの必須事項」を煮詰めていくということになるのじゃ
フレットレフトリスト クラブフェースの管理
ラグプレッシャーポイント クラブヘッドの管理
インクラインドプレーン クラブシャフトの管理
どうもこういうことみたいだねー
ゾーン1 "ボディ" → ゾーン2 "両腕" → ゾーン3 "両手"
おおざっぱ → → → → 精巧
かんたん → → → → むずかしい
そして最後はダイアンちゃんじゃな。写真を見ればわかる通り、あらかじめ設定したプレーンでボールを打つために、両手をどのような意識で動かしていくかを再現しておるでの
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これで第9章は終わったと、ふう。