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1-J 「基本」について
本書における「基本」に関する章は、あまたのゴルフストロークにおいて「同様である」とされる部分を構成する要素(第二章、第七章、第八章、第九章)のために存在するのであり、個々のストロークにおいて「異なっている」部分を構成する要素(第四章、第五章、第六章、第十章、第十一章、第十二章、第十三章)と存在を異にするものじゃ
「基本」とは、「バリエーション」と同様、常にストロークパターンを全体的なものとして制御する必要性のために、個々に解釈、調整されなければならぬ
例えば、フットアクションというものがある
フットアクションそれ自体が手法であるかどうかにかかわらず、それがウェートシフトの原因、もしくは結果であるということは、フットアクションが関わり合いになっていることを理解するのに比べればあまり重要なことではないのじゃ
つまり、もしウェートがシフトされたのであれば、それは片方の脚からもう片方の脚にシフトされたということなのであり、それは常に同じ理由で発生しておる
これこそがフットアクションにおける「基本的な」事実であり、これはそのスピード、度合い、方向、技術、手段その他の要因とは独立して存在するものじゃ
ストロークパターンを代替するためにウェートがシフトされたのではなく、それを達成するための手段が採用されたに過ぎないということじゃ
「同様である」ことと「異なっている」ことを区別することを学ぶのじゃ
ここで言うところの「同様である」とは、「ウェートがシフトされたので両脚が動いたということであり」、「異なっていること」とは「両脚がこのような方法で動かされた」ということであり、そのために「どの」方法が採用されたのかということとは関係がない
よって、もし両脚が動いたのであれば、それらはウェートがシフトされたことで動かされたという事実に変わりはないのじゃ(7-17)
なにこの文章( ̄∇ ̄;)?
ま、たぶん、
「発生する現象」=「目的」=「基本」=「同じである」こと
「発生させる方法」=「手段」=「バリエーション」=「異なっている」こと
みたいなことかねー
でそれを区別できるように、あるいは混同しないように注意しろってことなのかねー
ではここで注意深く考えて欲しい事がある
このように「同じである」ことと「異なっている」ことを分類することがプレイヤーのゴルフのストロークにとって何の役に立つのかということじゃ
これはムチャクチャ役に立つのじゃ。それも長い目で見ればではなく、即座に
プレイヤーの技術が乏しければ乏しいほど、「異なっている」ことが及ぼす影響は小さくなる一方「同じである」ことが及ぼす影響が大きくなり、プレイヤーの技術が向上するほどこの関係は逆転するのじゃ
つまり、技術がヘボいあるいは初心者であるほど、どのフットアクションのバリエーションを選択するかということよりも、ウェートシフトを発生させるいう基本的事実が大事になって、上手い人ほどそれをどのように効果的に発生させるかが重要になっていくということかなー
ここであるプレイヤーがストロークをコントロールするための24のコンポーネンントを有しているとして、しかしそのプレイヤーが同じストロークパターンを正しく活用出来ることが人生に二度とはないという状況であったなら(再現性がゼロであるなら)、絶望的としか言いようのない状況じゃ
「技術的な」システムを伴わない「感性」のシステムというものは不当な宝くじを買い続けるようなものじゃが、一方で「感性」は我々が直面するこれほど複雑なゴルフストロークの動作においては絶対必要なものなのじゃ
「技術的システム」は、事実と、コンポーネントを混同せず、調整するものじゃ
「感性のシステム」は、これら技術的要素を、個人の、理解出来る感覚に翻訳を行うものであり、個々のプレイヤーにとって満足のいく結果を導くための直接的な意味のある言語になるのじゃ
同様のプロセスが、個々のコンポーネントとそれを適切なコンビネーションに応用するということに発展するのじゃ - すなわち、制御可能なバリエーションの中で、技術的にも感覚的にも全体として「意味のある」ストロークになるということじゃ
この二つの軸を持つプロセスを
「The Star System of Geometrically Oriented Linear Force」
と名付けることにするぞ(ドヤッ)
メカニクスを創造し、感性を再生させるのじゃ(Let Mechanics produce and Feel reproduce)
なんかTGMのインストラクターてよくジェダイの騎士になぞらえられることがあって、一部のインストラクターは明らかにそれ楽しんでてスターウォーズ風にレッスン動画作ったりしてるけど、たぶんこの辺の言い回しが原因だとおもうよー
確固たる進歩を続けるために、習得すべきことがらは、一度に一つだけにすることじゃ
どこから手をつけてもよいが、出来ることならばストロークを行うマシーンの端っこのどっちか、すなわちクラブフェース、もしくは足から手を着けるべきじゃが、望ましいのは足からじゃ
練習場とコースならば、練習場から始める事じゃ
TGM公認インストラクターとともに始めるかどうかじゃが、出来れば共に始めた方がよい。というかものすごくその方が良い。悪いことは言わぬ。必ず、公認インストラクターと共に
フィットさせ、調整し、方向性を確かめ、何度もチェックにチェックを重ね、理想とする状態から微塵も逸脱のない、全ての要素が本書のリストに掲載されたストロークパターンを構築するために、繰り返し、しっかりとした足取りで、満足のいく進歩を遂げて欲しいのじゃ
「基本」とは、「バリエーション」と同様、常にストロークパターンを全体的なものとして制御する必要性のために、個々に解釈、調整されなければならぬ
ま、このブログもかろうじて「おいらが」理解出来そうなレベルの言語に「解釈」してるだけだからねー、今回はかなり言語的に崩壊してるけど勘弁ねー