デシャンボーのPGAツアー初優勝や、全英オープンも終わってこのブログも平常モードに戻って憂鬱な原論パートいくよー
はっきり言って読むの苦痛な内容かもだけど、なるべく普通の日本語に解釈出来るようがんばっていくよー
序論 - ゲームへのいざない
Table of Contents
1-0 概要(General)
ゴルフとは簡単なゲームなのか、それとも難しいゲームなのか
答えは「両方」じゃ
ゴルファーは常に多くのことに直面しなければならないのじゃ
お主はティーグラウンドからカップまでの旅を終えるまでに様々な障害に立ち向かうわけじゃが、その武器たるお主の「技術」が出来ることを、微塵も見過ごすことなく把握出来ているのであれば、ゴルフは簡単なゲームといえるのじゃ
この見過ごすことを減らそうとする努力が実を結んだときに、最も簡単なホール攻略へのステップを発見できるということは、ゴルフのゲームの何世紀もの歴史が証明しておるのじゃ
ノーミスのゴルフ、あるいはそこまで極端ではないにせよそのようなことを志向するための技術を身につけるようとすることで、プレイヤーはその理想に向けて限りない努力をし、数え切れないほどの科学的根拠を求め、かつそれをできる限り早く達成しようと切望する
「どこかに『近道』があるのではないか」
誰もがそのように思うのじゃが、いわゆる「近道」とされる道を選ぶと、それは結果的には最も遠回りなルートをたどらされていることに気づくのじゃ
12-0では最も安全なルートの一つを紹介しておる
ゴルフのストロークは異様に複雑であり、その機械的正確性に対する要求度も尋常ではなく高く、ストロークの最中のどんな些細な「うっかり」でも(それが認識出来る場合にせよ、そうでないにせよ)、容赦なくストロークを崩壊させることから、完全に完璧なストロークというのは現実的には達成不可能であると考えるならば、ゴルフは難しいゲームであると言えるのじゃ
あー疲れた(;´Д`)y─┛~~
のっけから「これをするだけであなたもシングル」とか
「これを飲むだけでどんだけ食べても体脂肪率が10%以下に」とか
「これを聴くだけでスラスラ英語がわかるようになる」とか
そう言ったものはおそらく幻想であるというそんなの誰でも薄々分かっている事実を冒頭からとっても回りくどく表現してくれて、この時点で読者の15%くらいが離脱するよー
1-A 法則(Law)
ゴルフのストロークを構成しておる、ありとあらゆる要素、すなわち作用と動作、幾何学と三角法、素材と構造などは、遅くともアイザック・ニュートンの時代には知られていたものばかりじゃ
どんなインストラクターも、ツアープロも、これら法則を別物に置き換えることは出来ぬし、何人もこれら法則の支配する世界から逃れることは出来ぬのじゃ
法則とはこの世に存在する原理の運用方法(Modus Operandi: 手口)であり、他に置き換えることの出来ぬ「個性」を持っておる
明確な「個性」のみが正確な運用を可能にするのじゃ
1-B 単純化(Simplicity)
本来複雑であるものをあたかも単純なものであるかのように扱うことは、実はその複雑性を増幅させる事につながるのじゃ
そうした行為はシステムの理解の不完全性を高め、あるいは本来知られるべき現象や要素を未知のものにしてしまうことで、より困難な状況を作り出すのじゃ
ゴルフのインストラクションをシンプルなものにして欲しいという欲求は、実際にはそれをシンプルにするのではなく、不完全かつ非効率なものにしてしまうのじゃ
こうしたことが実感できるまでは、ゴルフというものはひたすら「あいまい」で、「ストレスの溜まる」、「腹立たしい」ものでしかないのじゃ
どうしても「単純でないとイヤ」という輩は5-0あるいは12-5でも見れば満足してもらえるかもしれんのう
で、5-0を見ると、「手を教育しろ」って書いてあるんだけどねー、でどーやってするんだそれってなって放置なんだけど
まぁとにかく、これからどれだけ複雑な説明されても甘んじて受けろみたいな話だねー