サイトアイコン 大庭可南太の「ゴルフをする機械」におれはなる!

ヒンジアクションのバリエーション

明けましておめでとー

今年は目標を三つ立てたよ—

1. TGMを聖書として本の形にする

このブログではおいらの勝手な解釈が入りすぎだから、そういうのを全部排除した完全な「TGM日本語版」をつくろうと思ってるよ—

もうすでに作業はスタートしてるけど、とっても気持ち悪い感じの仕上がりになりそうでワクワクしてるよー

2. このブログをものすごく個人的に進化させる

その上でおいらの「妄想」や「勝手な解釈」をどんどんエスカレートさせて、超私的にスイング解析やはやりのレッスン用語のTGM用語への翻訳とかをやっていきたいと思ってるよ—

3. 科学的なことは科学的に研究する

日本はともかく海外はけっこう科学的なゴルフの研究本があるみたいだから、そういうのを片っ端から読んでいってスイング理論に応用出来るようマジメに研究していくよー

たぶんこっちはPCM誌上で発表していくと思うよ—

というわけで今年もよろしくー

10-10-0 概要

ヒンジアクションは、それらが加えるモーションのプレーンによって分類されるのじゃ

ホリゾンタルヒンジアクションは、例えば通常のドアの動きと同じじゃ

バーティカルヒンジアクションは、例えるなら振り子の動作と同じじゃ

アングルドヒンジアクションは、さしずめカヌーのパドルと同じような動作じゃ

(2-F2-G4-D-0を参照のこと)

10-10-A ホリゾンタル(のみの)ヒンアクション

この「クローズするのみ」の方法は、2-Gに準拠していなければならぬが、さらにクラブヘッドを垂直なプレーンで動かすか、プレーンライン方向にやや傾いた円錐形に沿って動かす場合のみに使用が可能じゃ

フラットレフトリストは常に地面に対して垂直であり、ホリゾンタルプレーン(つまり地面)に対して平行な動作を加え続けるのじゃ

すごく低い球を打ちたいときのアプローチとか、たぶん特殊な状況でしか使わないと思うよ—

10-10-B バーティカル(のみの)ヒンジアクション

この「レイバックのみ」の方法は、通常バーティカルプレーンアングルがパワーを得られない代わりに「ラインだし」のコントロールに適していることから比較的短いショットに限定される傾向があるのじゃが、これは10-10-Eでも同様じゃ

いずれの方法においても左手は最下点(2-N)より前の状態では「てのひらは上向き」なのであり、とりわけインパクトフィックス(7-8)においてじゃが、そして最下点のあとでは「てのひらは下向き」となるのじゃ

また常にバーティカルベーシックプレーンに対して垂直となるのじゃ(2-G)

10-10-C アングルドヒンジアクション

この「クロージングおよびレイバック」を同時に行う方法は、フラットレフトリストをインクラインドプレーン(2-D2-G)に対して常に垂直な状態に保つこととなる

これは右腕を伸ばす際のパドルホイールモーションにおいて特に顕著なものとなるが、これは上級の方法と言えるのであり(1-F)、ヒッティングの動作(10-19-A)を極めてシンプルなものとするのじゃ

またショルダーターンは左手首のアクション(10-18-C)の外見を変化させるのじゃが、感覚に変化はないのじゃ(7-10参照のこと)

また本方法を採用することによるスライスの発生傾向は2-J-1の通り補填をしておくことが必要であり、また「レイバック」のアクションにおいてはボールの位置が弾道の高さの制御の為に極めてシビアになるということを覚えておくことじゃ(4-D-0を関連して勉強のこと)

10-10-D デュアルホリゾンタル

この方法においては、アングルドヒンジングの角度をつけて搭載されたヒンジがクラブシャフトをインクラインドプレーン上で操作できるよう調整されておる一方、ホリゾンタルに搭載されたヒンジがクラブフェースのターン(およびクローズ)の動作をインパクトからフォロースルーの間一貫して行えるようにしておるのであり、2-Gおよび6-B-3の通り左手首は地面に対して垂直で有り続けるのじゃ

10-10-E デュアルバーティカル

この方法においては、アングルドヒンジングの角度をつけて搭載されたヒンジがクラブシャフトをインクラインドプレーン上で操作できるよう調整されておる一方、バーティカルに搭載されたヒンジがクラブフェースを傾けた(レイバックした)状態をインパクトおよびフォロースルーにかけて保持し続けるのじゃ(上述の10-10-Bも参照のこと)

でねー、スインガーとヒッターでそれぞれどれが推奨なんだろうと思ってみてみるとー

スインガーはデュアルホリゾンタルで

ヒッターはアングルドなんだねー 

でも人間の身体の構造上、完璧にホリゾンタルのみと完璧にバーティカルのみってのはストロークが大きくなるほど不可能になっていくはずだから、いくつかを状況別に意識して練習していくといいんじゃないかと

例えば通常のフルショットではデュアルホリゾンタルがベースになるだろうし、バンカーショットではデュアルバーティカルからバーティカル、パットではバーティカルがやりやすいだろうし、あとはライの状況に応じてホリゾンタル寄りのショットが難しい場合にアングルド具合を増やしてみるとかねー

いずれにせよ再三TGMに書いてあるとおり、まずは前後60センチくらいの振り幅で全てのヒンジアクションを「くっきりはっきり区別できるようになるまで」練習して、フェースコントロールの「鬼」になるべく「手の教育」をすすめるってことだねー

なかなか思うようにフルショットの調子が出ないときとかに、気分転換でそういう練習に戻ってやればきっとそれって貯金になるんじゃないかなー

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