題が長いねー
ゴルフのパワーは主と副の「レバーアッセンブリー(てこ機構)」を使ってるというのが前回のはなし、今回はそれをもう少し細分化したはなしだよー
プライマリー(主)レバーアッセンブリーは、右腕の曲げ伸ばし、左肩によるグリップのひっぱりでパワーをつたえる
セカンダリー(副)レバーアッセンブリーは、シャフトのコック、アンコックと、左腕の内旋、外旋によるものだったよねー
このそれぞれの動きにパワーアキュムレーターという名前がつけられているよー
つまりパワーアキュムレーターは全部で4つあるよー
さらに重要なこととして、このアキュムレーターを正しく作動させた場合、プレッシャーのかかるポイントが身体に存在するよー
もちろんその数も4つでおなじだよー
じゃあ順番に行くよー
Table of Contents
第一パワーアキュムレーター 「右腕の曲げ伸ばし」
右腕をテークバックで曲げてー、ダウンで伸ばすときの動きだよー
「わしゃあピッチショットでは右腕いっさい曲げんぞ」
うんそういう人はこの後出て来るそれ以外のパワーアキュムレーターで球にパワーを与えてるんだろうねー
でこの動きをした時に、身体のどこにパワーが圧力となってかかってくるかが決まっていてね、それをラグプレッシャーポイントというよ~
で、この第一パワーアキュムレーターのラグプレッシャーポイントは、
右手の手のひらの右下の方で、クラブに握ってるときに左手の親指をぎゅーとしてるあたり。生命線から親指の付け根くらいまでの範囲
つまり右腕の曲げ伸ばしをすることでボールにパワーを伝える場合、かならずこの部分に圧力がかかるように使ってねってこと
「わしゃあ手のひら全体で思いっきり押し込んどるワイ」
それだとダメみたい。クラブが寝やすかったりアーリーリリースとかして逆にパワーロスするかも。
第二パワーアキュムレーター 「左手のコック、アンコック」
これあくまでフラットレフトリスト維持した状態での話だよー
だから上の図みたいにどんな柔らかい人でもフルアンコックからフルコックまで90度もいかないよー
手首って甲側手のひら側の動きのほうが可動域大きいよー
これはそれとは垂直方向の動きだよー
で、この第ニパワーアキュムレーターのラグプレッシャーポイントは、
左手の手の中指、薬指、小指の三本で、クラブ握るのに力はいるところ。グリップによって微妙に変わるかもしれないけど、要はマメとか固くなったりしやすいところだよー
第三パワーアキュムレーター 「左前腕の内旋・外旋」
これもあくまでフラットレフトリスト維持した状態での話だよー
前にも言ったけどねー、第二と第三は組み合わせて一つだよー。
コックゼロ状態(フルアンコック状態)で左腕内旋外旋させてもほぼ運動量ゼロだよー
で、この第三パワーアキュムレーターのラグプレッシャーポイントは、
右手の手の人差し指の第一関節のあたりで、グリップと触れてるあたりだよー
ここでどのくらい左腕が内旋してるのかを感じ取るみたいよー。おいらの経験だけどねー、ここ意識するとスイングのプレーンすごく安定するよー。ここにプレッシャー感じるとクラブのしなりとか、その戻りに合わせてダウンするタイミングとか図りやすいよー
岡本綾子師匠もそんなこと言ってた記憶があるよー
第四パワーアキュムレーター 「左腕と体幹の角度の増減」
これちょっと表現が難しいのだけどねー
よく「両腕は常に体の正面」って言うけどねー
誰がどう見ても、クラブ振るときって右耳のあたりに上げて、フィニッシュで左耳のあたりに来てるよねー
たぶん切り返しで、体幹が前を向こうとすると、うまく脱力できてればパワーアッセンブリーの三角形って身体の回転より遅れてくると思うんだよねー
だもんで左腕と体幹の間の角度は、
・たぶんアドレス時点で結構大きい
・テークバックでなるべくその大きさをキープ
・ダウン開始時にぐにゅっと減少
・インパクトからフォローにかけてだんだん大きくなる
みたいな感じだと思うんだよー
第一パワーアキュムレーターの右腕の曲がりが最大になったときって、第四パワーアキュムレーターの角度も最小になってる気がするんだよねー
で体幹を回してグリップエンドを肩で引っ張るように振ってくるとー、左脇のあたりに圧がかかると思うんだよねー
なので、この第四パワーアキュムレーターのラグプレッシャーポイントは、
左脇から左大胸筋(左腕と体幹が触れるところ)
ここにしっかり圧力がかかってるってことは、腕力ではなく体幹の回転でクラブを動かそうとしてるってことなんだよねー
まとめとしては
プライマリー(主)レバーアッセンブリーは
第一(右腕の曲げ伸ばし)と第四(体幹によるグリップエンド引き回し)で出来てる
ただし、第一の感覚が強いほど第四の感覚は薄れるし、逆もまたしかり
セカンダリー(服)レバーアッセンブリーは
第二(コック)と第三(左腕内旋外旋)で出来てる
ただしこの関係は掛け算だから、第二のパワー量と第三のパワー量の積
で問題になるのが
「わしゃもっとこんなところにプレッシャーかかってマメできてるぞい」とか
「わしゃ身体の別の部分でシャフトのしなりやヘッドの位置を感知する」とか
あると思うんだよねー。
上にあるラグプレッシャーポイント以外に、
・ストロークのパワーを発生させるのに役立ち
・ヘッドの加速やシャフトのしなりを検知できる
そんなポイントはないのかと
ないらしい(笑)
なので上記のポイントの感知力を訓練して上げておけば再現性のあるスイングは可能だとTGMのケリー教祖はおっしゃっております
現実的には第一と第三はどっちかを選択って感じだから、普通は三つのポイントでいいってことになるよねー
で、こういう変態的スイングをする人はー
さらにコックすらしないので、ということは左腕内旋外旋しても意味ないので、一つのラグプレッシャーポイントしか意識しないで振ってるということだよねー
確実にパワーロスしてるはずなんだけど、それでもドラが300yくらい飛ぶっていうんだからなんだかもうってかんじ
まさかケリーさんもこういうTGMの理論を逆手にとって単純化を極めようとする変態が出てくるとは思わなかっただろうねー
むりやり一つの記事にまとめると長いねー