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二重振り子の法則
TGM教ではねー、3Dインパクトというのがあってねー
インパクトでヘッドは
・前に
・下に
・外に
向かった状態で迎えないとだめだと言ってるのねー
でもう一つやたらにページ割いて説明してるのが「フレイルの法則」ってやつでねー
「フレイル」って「殻竿(からざお)」ってものらしいけどねー
フレイル君
こんな風に使って脱穀とかに使うものみたい
要は棒二本を鎖とかヒモとかで連結してひっぱたく道具みたい
ヌンチャクとかー、あと釣り竿で仕掛け遠くに飛ばす仕組みとかも同じ原理だと思うんだけどー、とにかく棒一本でひっぱたくよりも強い力を出せるらしいのねー
一般的(数学的?物理学的?)にはこれって「二重振り子」の一種でねー
youtu.beでこれを適当に振り子運動させるともうわけわかんないんだけど、明らかに一本の棒の振り子よりも、時たまとんでもないスピードで先端が動いてるのねー
でこの二重振り子には特性があって、上の図みたいに①と②がまっすぐでないときは
「②は一生懸命①とまっすぐになろうとする加速度が発生する」
上の図のように①と②がまっすぐのとき
「②の速度が最大になり、加速度はゼロになる」
でさらに①を②が追い越した状態では
「②はふたたび①とまっすぐになろうする加速度(マイナス方向)が発生する」
もうわかったと思うけど、①が左腕で、②がクラブだよー
大事なことだけどー
「つまり左腕とクラブがまっすぐになった状態でインパクトするのが最強なのだー」
ってそれは誤解だよー!
上の図で加速度とかいってるけど、この二重振り子パワーで作られる加速度がどのくらいすごいかというと、
例えばおいらのヘッドスピード43m/sくらいだよー
普通だよねー
でもこれ時速(キロ)にすると
154.8km/hだよー
大谷翔平が調子悪いくらいのスピードだよー
でもおいらのスイングトップからフィニッシュまで多分1秒かかってないと思うから
ヘッドの重量ってたぶん200g弱くらいだけど
その質量の物体を一瞬でゼロから154km/hまで加速させてまたゼロにするんだよー
すごくない?二重振り子パワー!
これって、プラス方向にもマイナス方向にも、ものすごい加速度を発生させることをゴルフは無意識にやらせるスポーツってことだよー
そりゃ曲がったりするよねー
なんで最高速の状態でインパクトしてはだめかというと、ゴルフは最速ヘッドスピードを競う協議ではなくて、40gくらいあるボールを打って飛ばす競技だからだよー
ヘッド最高速、加速度ゼロ状態(真ん中の図)でインパクトするとボールの質量の分でインパクトの瞬間にマイナスの加速度を発生させちゃうよー
ということは、一番上の図の状態から、真ん中の状態になるまでのどこかでインパクトしないと、加速度がプラスの状態で打てないよー
(質問)それってもしかしてハンドファーストってことじゃないのー?
そ、そうなのかも(笑)。。。
3Dインパクト
でもう疲れてきたからさくっとTGM教の言ってる3Dインパクトについてだけど、
上の図だと①と②は垂直方向に運動してるような図になってるけど、実際には左腕はわりと垂直に運動するけど、クラブはライ角のぶん傾いてるよー
だから左腕とクラブが真上からみてまっすぐになった状態まではヘッドは
・自分から見て下方向に
・自分から見て身体の外方向に
・自分から見て前方向に
動いて、それ以降は
・自分から見て上方向に
・自分から見て身体の内側方向に
・自分から見て後方に
動くようになるのが正しいスイングだよー
この
Downward(下に)
Outward(外に)
Forward(前に)
の3つの方向(Direction)が確保された状態でインパクトをするというのが
3Dインパクトだよー
おいらもこんがらがったけど、左腕とクラブが真っ直ぐになるところと物理的な最下点は違うからねー
左腕とクラブがまっすぐになるのは、個人差とかクラブの種類によって違いもあるかもだけど、ベン・ホーガン師匠によるとボールの前方約60cmくらいのところらいしい
つまりベン・ホーガン師匠はインパクトからボールの前方60cm分ヘッドでボールを加速させるだけの余裕を持ってインパクトしてるということだねー
物理的な最下点はターフとるあたりで、たぶんボールの10cmくらい先(アイアン)、あるいは左肩の真下あたりがドライバーでも通用する言い方かも
ダウンブローとかアッパーブローとかそもそも英語なのかどうかも疑わしいけど(たぶんdecending blowとかhit downってのしか見たことない気がする)、そういう言葉の定義してもしょうがないけどおいらの見解を述べると、たぶんそれは物理的なヘッドの挙動を表現してると思うのねー
よくドライバーはアッパーブローとか言うけど、それで下の図でインパクトするイメージで振ってることがあるんじゃないかとー
たしかにアッパー軌道で球上がりそうなんだけど、こういうかち上げて外野フライみたいな感じだと効率悪いってのは上で説明してるよねー
なのでたぶん上の図みたいに、ハンドファーストの3Dインパクト感を維持しつつのややアッパー軌道で打つってことだと思うんだよねー
あと最重要なおさらいというか、この話ってフラットレフトリストの話とも大きな関連性があるよー
一つはインパクトまで左腕の後方にクラブがあるということは、どう考えても左手首はまっすぐから手のひら側に曲がった状態のゾーンにあるということと
もうひとつは上の図で①と②が真っ直ぐになった以降の話で、②が前方に①を追い越していく動きは、左腕の外旋と左手首のリコックで行われる動きなので、左手首はやっぱり甲側に折れ曲がることはないってことだよー
やっぱ自分で図とか作ってるとべらぼうに時間かかるねー