TGMの中で記されておる原理・原則は、おそらくゴルフだけではなく、手先の器用さが要求される様々な状況においても役に立つもののはずじゃ。何かに習熟しようとする際、意識的な手の動作というものは必要不可欠なのだということがそのうちわかるじゃろう
ストロークのコンポーネントに応用されておる原理・原則は、作用や、動きの幾何学を理解するのにも役に立つ。そして理想的な動作をするための方法に膨大な量のバリエーションがあることも理解でき、その中の違いやパターンを認識することで、ストロークを詳細に理解できるはずじゃ
すべてのコンポーネントは、一つ一つがその他のコンポーネントと絶妙な連携を取っており、全体としての調和を作り出しておる。よってある部分だけを切り出して観察すれば、それはそれなりの理解に達するじゃろうが、それだけでは不完全なのじゃ。そのコンポーネントが選択されているのは、他のコンポーネントの選択の「結果」かもしれないし、また別のコンポーネントの「原因」になっているかもしれんのじゃ
この本も、その章だけを見ればそれなりの理解に達するかもしれぬが、一つ一つの文章は参照によって他の章や文章と相互に関係しあっておる。文章の重複を気にせずにいちいち説明を行えばこの本は膨大なページ量になるであろうからの。つまりTGMの構造そのものがゴルフストロークの構造と同じようにできていると言っても過言ではないのじゃ
でそれを全世界が「読みづれーよ」って言ってるんだけどねー
12章及び索引ではこのかけがえのない参照の絡み合いについて詳細のインストラクションを行っておるからな
理解しておいて欲しいのは、この本はマニュアルとして機能するように書かれておるということじゃ。従いなるべくセンセーショナルな、議論になるような、目新しい、あるいは売れやすい本になるような表現は極力避け、教科書として使えるように書いておる
売れないって自覚はあるんだねー
基本的にはこの本は技術書の仕様で書かれておる。しかしここは強調したいところだが、わしなりにむちゃくちゃ会話的な言葉を使って、なおかつ誤解が絶対発生しないような言葉を選びに選んで使っておるということじゃ。
ところどころでアルアベットを大文字にして使うのも、文章の意味の混乱を避けるためじゃ。
これねー気持ち悪いんだよ。脅迫状みたいで
まあそう思うのも最初のうちだけじゃ。確かに「ゴルフ本」の書き方にはなっておらんが、あえてそういう言葉を選んで使っていくことで曖昧さを避け、的確な説明をするのに役立つのじゃ。わしの英語に行間はないからの、辞書を引けば意味がわかるはずじゃ。
これまで明らかに定義されてこなかったゴルフの要素を明らかにしていくには、こうした言葉の選び方が重要じゃったのじゃ
定義、説明といった取り組みから逃げてはいかん。本来ゴルフの真実というものは複雑なものなのじゃ。その取り組みに挑み続けていくうちに、この本がとっても役立つ、また居心地のよい境地であるということがわかるはずじゃ
例えば「10年坐禅を組めば最後は宇宙の境地に至る」とかいう「神秘」の世界よりは、「複雑なこと」ははるかに取り組みやすい類のはずじゃ
まぁこうやって「勝手に解釈」してる時点でもうケリー爺の言葉じゃないからねー。やっぱ聖書は原文で読まなきゃって方はこちらからどうぞー。高いよー
この本への取り組み方じゃがの、以下の4つのステップを踏むのがオススメじゃ
1. リスト1を順番に読む(参照は無視して良い)。でもってそれぞれのグループの主旨をある程度まで理解する
2. リスト2を順番に勉強していく(参照は無視して良い)
3. 第12章を見ながら自分のコンポーネントの選択を進める。その過程で全ての参照もきっちり読む
4. この本をゴルフの百科事典として、状況に応じて理解を深める
リスト1
(6) 索引
リスト2
第2章全文、第6章全文、第7章全文、第3章全文、12-1、12-2、9-1、第4章全文、第5章全文、9-2、9-3、12-3
わしはヘタクソ氏、プロゴルファー氏がゴルフの世界をより深く理解できるようになり、そしていつの日かこの本がヘタクソの福音書、ゴルフマニアのカタログ、ツアープレイヤーのハンドブック、そしてインストラクターの教科書として貢献することを願っておる
やっと前書きのところ終わったけどねー、ケリー爺の言ってる順番通りに読んでいくと結構苦痛だからねー、とりあえず爺の順番無視して「24のコンポーネント」と「3つのゾーン」のところから進めていくよー。
あとこのブログって「勝手に解釈」してるだけだからねー。この序文だけでも、TGMの原文にはマキロイとかモップとか出てこないからねー。「勝手に翻訳」じゃないからねー。そこんとこよろしくー。