膝のアクションの分類は、
(1) 両膝の曲げ伸ばしのコンビネーション
(2) それらコンビネーションが発生する「基準点」
によって定義される
コンビネーションと基準点は、ピボットの最中の両方のヒップの傾斜角度を決定する。すなわち両方のヒップを結んだ線の傾斜は、膝が伸ばされる脚の方向に上向くということじゃ。実用にあたっては、膝のアクションの第一の機能は、ウェストの曲がりとともに、ストローク中のピボットにおける「軸の安定」に寄与することなのじゃ
「基準点」というのはねーReference Pointっていう英語をそう訳してみたんだけどねー、これTGMでよく使われる単語なんだけど、いまいち定義が不明確なんだけど、たぶん「こういうプレーンで、このくらいの大きさのスイングをしよう」ってなったら、それに伴って「この辺にヘッドをあげよう、このくらいのところを両手が通るにように」とかそれぞれ基準を決めると思うんだよね。ボーリングでスパッツっていう点がレーンにかいてあるけど、あれも「この位置からあのスパッツの上を通れば狙い通りだ」みたいな役割だよね。そういうストロークにおける「照準」の役割をする特定の「点」のことを言ってるんだと思うけど、そんなに自信ないよー
適正な膝の曲がり幅は、インパクトフィックス(7-8)の時点で決定されるが、これは予め決定されたプレーンライン(2-J-3、7-3)にスムースに右前腕を送り込むために、両ヒップがどの程度動かなければならないかによって決まってくるのじゃ
膝の曲がりが少なければ少ないほど、ヒップのスライド量およびピボットの量も前後双方に制限されることになり、またスイングプレーンもアップライトになる傾向が強まる
膝の曲がり量と、スタンスの広さでヒップのスライド可能量は変わるよねー。やりすぎるとスウェーちっくになるけどねー
もし膝を伸ばすという行為が、「中心から外れる」ことをロックすることに使われるのであれば、その状態からアンロックする行為はストロークの壊滅をもたらす
これもスウェー的なこと言ってると思うんだけどねーきっちり身体を回してきて右足が伸ばされるような状態になると、もうそれ以上はバックストロークするのしんどくなるよねー。でそこでそのロック解いちゃうとスウェーして回転軸ぶれちゃうよねー
特に力がかかった状態でもないのに過度に膝をたわませるべきではない。これは膝とくるぶしは本来直線的な状態になっているのが一番強度がある構造であるのに、それを脆弱化するおそれがあるのじゃ
これも出来上がった形はスウェーちっくになるよねー。右膝が完全に外側に曲がっちゃってるねー。ヒップのターン量が少ないとやっぱスウェーっぽく見えるねー
もし両方の膝が、アドレス時の状態に曲げておいたままストロークを行うとなると、感触としてはボディ全体が地面に対して突き刺っているかのような安定感、あるいは不自由な感触を感じるかもしれぬし、そのような状態が必要な状況であればそれもよかろう
しかしいくら曲げた状態をキープするとは言っても、ストロークの全体において膝の向きまでロックすることは難しい(回転しがちになる)。つまりアドレス時のシットダウンポジションの状態に膝をキープしたままインパクトを迎えることはほぼないと言って良い
シットダウンポジションは「モダンゴルフ」にもでてくるけどねー
アドレスの形では、こういうスポーツ観戦用の持ち運び出来るイスがあるんだけど、これに軽く腰掛けてるようなイメージだと言ってるのねー
かかとと拇指球に均等に体重がのっかるような、まぁ土踏まずでもいいんだけど、でもって実際にこの態勢取ると、テニスやってたおいら的にはものすごく後傾姿勢に感じるんだよねー
でよく言う「インパクトはアドレスの再現」っていう禅問答みたいな言葉があるんだけど、これTGMとか他の英語のレッスン本で出てくるのかどうか確認してないけどー、少なくとも膝のポジションに関して言えば、両膝がアドレスの状態とまったく同じような曲がり幅でインパクトというのはほぼ「ない」と言ってるんだねー
たとえば一時期のタイガーみたいに、やっぱどう見ても左膝で伸び上がるようにして打ってる人とか、あと「左の蹴りで腰を回転させる」っていうレッスン動画も見ることあるけど、TGMで重視してるのは「ヒップターン、ヒップアクションをしっかり行っても軸がぶれないようにサポートする」のがニーアクションの役割という位置づけみたいだよー
ニーアクションのバリエーションに続くよー