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転換によるパワー(その3)

第三アキュムレーターは、ターンとロールって言う単体ではわりと単純な動作でありながら、明らかに四つのアキュムレーターの内で最高に便利である一方で、やっかいな存在でもあるよー

やっとこの記事で第三は終わるけど、最後にまとめを付けておくよー

6-B-3-A 最大出力

このアキュムレーターで得られる最高出力についてじゃ

スインガーの場合は

(1) スタンダードリストアクション(10-18-A)を使用し

(2) オートマチックスナップリリース(10-2010-24-E)使用し

(3) スイングの最大半径をとり(6-B-0)

(4) さらにアキュムレーター#2(7-18)によって作られたクラブヘッドの速度を伝達する(2-P10-3-D)

ことによって得られるのじゃ

頭痛くなるけどねー、

スタンダードリストアクションは、バックストロークでコックとターンを同時に行うアクションだよー

オートマチックスナップリリースは、意識してリリースしなくてもうまいことタイミングが合うって言う都合のいいリリースだよー

(4)で言ってるのは、コックによって回転半径を減らすことで回転の初速を上げることが出来るんだけど、それをロール方向に動かしていくことで速度の伝達が出来ると言うことだと思うよー

ヒッターの場合は

(1) シングルリストアクション(10-18-C)を使う。それだけ

シングルリストアクションというのはー、例えばスタンダードリストアクションでは左手首のコックとターンという二つの動作を行っていて、これが通常、つまりスタンダードだと言ってるわけだけど、この動作が一種類しかないバージョンがシングルリストアクションみたいだよー

ヒンジアクションがホリゾンタルの場合、左手首はコックのみ

ヒンジアクションがアングルドの場合は、左手首は何もしない

ヒンジアクションがバーティカルの場合は、左手首はロール、ターンのみ

なんだけど、ヒッターの場合は(以下爺解説

ヒッターはそもそも左手首のコック量に関わらず、右肘のコックアングルドヒンジングを使うため(7-2010-3-K10-11-0-3)、それによりその量がゼロでない限り(つまりバックストロークを行わない状態でもない限り)、必ずダウンストロークでヘッドが両手を追い越す動作が発生するのじゃ

相当めんどくさいけどねー、要はヒッターは主に右手で上げて右手で押し込んで下ろすから、左手首にあんまり複雑な仕事させない方がパワーでるよーって事じゃないかなー(自信なし)

6-B-3-B ゼロアキュムレーション

このアキュムレーターが完全に使われていない状態にするには、要は手とクラブシャフトの角度をなくしてしまえばよいのじゃ

こいつだー

たとえばクラブヘッドを落としてリバースリストコックの状態(F/V/U)にしても良いし、シャフトを左手のひらの生命線で握るようにしてもよい

よくパットのクロスハンドグリップってあるけど、あんなかんじで完全に左手首に添え木するようにシャフト握っちゃうと、左手とシャフトを一本化できるよねー

そしてデシャンボーも極太、極重、ぶにぶにのパター用グリップみたいのを着けて、徹底的に左手首が使えないようにしてるよー

手のひらの真ん中から付け根のどのあたりで握っても左手とシャフトの角度を減少させることは出来るのじゃが、完全に角度をなくさないとリズムをとる事ができなくなるからの(2-G)

2-G読むとヒンジモーションの話で、そこにはストロークのリズムはクラブの状態をプレッシャーポイント#3で感知することで生まれるって書いてあるんだけど、さらに「意図してアキュムレーター#3をゼロにすることは実は有効である。意図しないでなる奴は終わってる」とも書いてあるんだねー

ちなみにデシャンボーのバックスイング見ると、トップではフェース開いてるからターンは発生してるんだけど、インクラインドプレーンで左手首とシャフトの角度がゼロってことは、インパクトに向けてロールしても発生するパワーはゼロだから、ゼロアキュムレーションってことだと思うよー

ちなみにちなみにデシャンボーは予選落ちが続いて、先週(ホンダクラシック)からパターをイーデルに戻して打ち方も普通になってたよー。でも予選落ちしたけどねー

6-B-3-C マキシマムトリガーディレイ

このアキュムレーターの発動を最大限に遅らせる方法は、スインガーの場合は、真のオートマチックスナップリリース(10-24-E)を行うために、10-20-Dもしくは10-20-Eのトリガータイプを使用することじゃ

しかしヒッターは、上述の6-B-3-Aを達成するためにライトアームスロー(10-20-B)を使用することじゃ(関連して7-20も勉強の事じゃ)

第三パワーアキュムレーターのまとめ

このパートで思ったのはねー、このアキュムレーターとプレッシャーポイント#3はゴルフストロークのかなり心臓部的な部分だと思われるのねー

何しろ

・ターン、ロールの度合いでヒンジアクションが決定し、ひいてはクラブフェースのコントロールにつながる

・プレッシャーポイント#3でクラブヘッドの慣性を感知することによって、ストロークのリズムを作る

・ターンして蓄積したパワーをロールして解放すること、さらに第二アキュムレーターで作った角度によってロールをクラブヘッドの移動につなげるため、パワーのコントロールにつながる

・レフトアームフライングウェッジは左手首のコックでその面積が変わるが、ライトフォアアームフライングウェッジはターンとロールでその角度が変わる。インパクトゾーンでは、ライトフォアアームフライングウェッジとインクラインドプレーンは同一平面であるので、ストロークプレーンの管理につながる

つまりこのアキュムレーターの制御を失敗すると、ほぼ失敗したストロークになるということで、一番の最小限の被害でも「曲がる」という結果だと思うよー

パワーを犠牲にする代わりに、このアキュムレーターの繊細な管理を「やらねーし」ってスイングにした男こそブライソン・デシャンボーなんだねー

「へへっ すげーだろ」

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