なにこのお題って思うけどねー、まぁTGMを作るにあたっての爺のいくつかのこだわりって言うか、まぁそんな内容だよー
Table of Contents
1-H 雑記
どのような用語を用いるかは、選択の問題じゃ
TGMで用いる用語の選択にあたっては、表現の強さ、区別や分類がはっきりすることを重視しておるが、そのほかに簡潔さと音調にもこだわっておる
例えばねー、TGMでは単にクラブを振ることは「ストローク」と言っていて、スイングするとは言わないんだけど、これはもちろん「ヒッター」「スインガー」の分類におけるスイングと混同を避けるためだよねー
このブログでも「用語」として英語のままにしておいたほうがよさそうなものはそのまま残してるよー
正しい言葉を使うことは、コミュニケーションを促進することにつながるのじゃ
しかしTGMで極限までの簡潔さを追求したのは、膨大な量の情報が一冊のハンドブックにまとまっているという利便性を優先したからじゃ
よってそこに発生する様々な疑問、質問、あるいはそれに答えるためのより細かい説明などが必要になるであろうが、それは本書とは別のものとして展開され、それは永久に続いていくのではないかのう
重複する情報を全部参照にしてコンパクトにまとめるってのは悪いアイデアじゃないけど、紙の本でそれやると真面目に読むと本が壊れるという問題があるけどねー
今日ではこうしてサイト形式にしてリンクはるのが最強だと思うよー
ストロークにおける全ての異なるアイテムは、それらアイテムが個別に習得され、個別の特徴が理解された際に、初めて正しく理解されたと言って良い
ゴルフのストロークとは完成された豪華客船のようなものであり、(部品が一つしかない)木をくりぬいて作ったようなカヌーとは違うのじゃ
よって正しいデザインと、正しい組み立てが必要じゃ
それがわかれば、それらアイテムを他のものに置き換えること、矯正すること、あるいは洗練させることは単純な調整と言えるのじゃ
まったく違うアイテムに置き換えるのか(Crash手法)、あるいはなるべく近い性質のアイテムに置き換えるのか(Relative手法)については3-Cおよび3-Dを参照のことじゃ
ここでいわゆるアベレージゴルファー、あるいは週末ゴルファーで、特に強いクセをもっておるようなプレイヤーには申し訳ないのじゃが、本書でいうところの手法やストロークパターンの習得にあたってはそうした有害なクセは消し去っていかねばならないということじゃ
本書に示されている以外のコンポーネントを採用しておる場合、それは消し去ってイチからストロークパターンを構築した方が遥かに近道なのじゃ
どうしても変える事が難しい要素に、より変える事が簡単な要素をまず変えて、フィットさせてゆくという取り組みでもかまわんからの
ストロークの善し悪しを判断するのに、機械的な優位性(Mechanical Advantage)以外を基準とすることはあまり意味がないのじゃが、とはいえ明らかに、それぞれのプレイヤー個人にとっての最善の「中心」となるストロークパターンは存在する
TGMの公認インストラクター達は、個々のプレイヤーにとって最も適切なストロークパターンを構築するために存在する
TGMにおけるコンポーネントのバリエーションは(第十章および十一章)もっとも革新的なリストになっておる - すなわち、最も単純なものから最も洗練性の高いもの、あるいは最も制限の少ないものからゼロ(Zero)という範囲まで、現実的に可能な範囲でリストアップされておる
特に、ピボットもしくはボディのポジションの分類について言えば、これは何世紀にもわたって、習得が必須であり、ストロークのスタンダードであると - 事実それはそうなのじゃが- 認識されてきた事柄でさえ、様々なバリエーションが存在する
これはリストアクション(10-18-A)についても同様の事が言えるのじゃが
そうした様々な可能性と実用性を考慮してリストアップしたことで、初めて汎用性の高い「スタンダード」や「基本的なバリエーション」の定義が可能になったと言えるのじゃ
と爺がドヤ顔で語っているけどねー、確かに例外的かもしれないけど可能性のある手法を全部並べて比較すれば、その人にとって最も王道なのはどれかってのは分かってくるし、「いやおれはゼロでいく」って言ってフェースターンとコックとプレーンシフトゼロにしてひたすら曲がる要素を減らして変態的スイングを編み出した人もいるしねー
簡潔性と言うことに関して言うならば、ある事柄について言及されているその回数に関わらず、ある一つの側面から説明することは「一回限り」にするように努力しなければならないのじゃ
つまりねー、リンゴについて言及するとするとねー、リンゴを上から見た図、横から見た図、包丁で半分に切った図はそれぞれ存在して良いけど、同じ図は二度と載せないようにしたってことだよー
完璧な定義とは、その事柄に対する(異なる)説明の積み上げによってのみ可能になるのじゃ
一方でその定義を行う「単語」について言えば、一つのことを表すのに複数の種類の単語を使うことは時として有効じゃが、TGMではそれを行っておらぬ
使われなかった単語が、時として状態を説明するのに最善である可能性はあるが、一つの単語を使い続けることが結局は本来の意味を理解することに近づきやすいと考えたからじゃ
例えばねー、日本のあるサイトだと「横コック」とかって言葉使ってるんだけど、これはそもそもコックって言葉の定義が固まっていないからだよね
TGMではコックって言ったら手首がフラットな状態の、親指方向に手首を曲げるか(コック)、曲げてないか(レベル)、小指側に曲げるか(アンコック)のどれかでしかなくて、縦方向の動きにしか「コック」って言葉は使わないんだよね
で、たぶん日本的「横コック」の言いたいことは、アメリカでは「ヒンジング」って言ってて、要するにターンとロールのことなんだよね
こういう表現が自由な感じなのも日本語のいいところなんだけど、定義や理解が何となくになってしまう可能性があるから、TGMでは状態に対して一対一で単語をヒモ付けしていきますよと
単語の先頭を大文字にしておる場合、それはゴルフにおける一つの用語として使用しておると言う意味で、一般的な意味よりも狭い状況を表す場合もあるが、ゴルフ的な側面から見ればより簡潔に伝えたいことを伝えるのに役立つのじゃ
例えばこのページで行くと、上の方の「ゼロ」ってのが先頭大文字になってるんだけど、一般的な数字のゼロではくて、コンポーネントの動作の度合いがゼロっていう一つのバリエーションを表してるって事が分かりやすくしてあるぜってことだねー
ただ一つ注意しておかねばならぬのは、これら大文字の単語はカテゴリー全体を含む場合と、プレイヤーの一つのストロークのパターンを表しておる場合があるという事じゃ
まぁ文脈でわかるから大丈夫だと思うよー
そして本書で特に定義されている単語であるとしても、その基本的な意味は辞書に載っているとおりの意味であり、物理や技術の専門用語を意味するのではない
辞書というものは正確性を追求する上でのすぐれた共通認識といえるのじゃ
よって技術的な用語を用いる場合は、その用語の意味合いに齟齬がなく、また他に用いるべき適切な用語がない場合に限り使用するものとする
科学的なモノサシというものは研究所では役に立っても、ゴルフコースで特に役に立つものではない一方、齟齬なく伝えると言うことにおいては一定の効果があるのじゃ
単語か明快であるか、あるいは使いやすいかと言ったことは単なる「願い」に過ぎぬ
本書が提供する結果とは、完全なる、統一されたゴルフ言語に他ならぬ
もしその一つに違和感を覚えるとしても、そこに定義されているとおりに意味を受け取って欲しいのじゃ
なぜその単語を使用しているかについて説明を行うならば、おそらくお主達が人生で使ってきたより多くの単語を必要とするかもしれぬからのう
おいらコンピューターとかソースとかコードとかよくわかんないけどね、言葉を記号化した方がプログラム組む時とか、内容を他人に伝えるときにに便利だよみたいなことだと思うよー
字ばっかで退屈だから全然関係のない図でも貼っとくよー